お客様の声

Vol.19

きらめきの家

集団生活から“疑似”一人暮らしへ。
不動産業の強みを活用したグループホーム運営。

  • #神奈川県
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  • #心理療法
  • #農福連携

不動産業の「きらめき不動産株式会社」様が運営する「きらめきの家」は、先進的な取組みを続ける特色ある障害者向けグループホームです。
今回はマネージャーの岸さんとサービス管理責任者兼看護師の佐藤さんに、「ノウビー」を利用した感想や将来の抱負などを語っていただきました。

01 利用者さんの「自活できる」を目標とした
グループホームを目指して。

岸さん:

私どもの法人は、現在グループホームを2カ所運営していて、もう1カ所新たな事業所の開所に向けて準備中(取材日時点)です。
不動産を本業とする私たちが障害者福祉事業に参入したきっかけは「自社で所有する空き家の対策」で、空き家の戸建てをグループホームとして活用し2021年に最初の事業所を開所しました。参入の際には、役所の担当者から事業の収益性に対する懸念を伝えられることも。ですが福祉の事業単体で儲けを出そうとは考えておらず、「最初の赤字は投資と考えて、ゆくゆくは法人全体の事業にシナジーを生み出していく存在になってほしい」という思いで事業をスタートさせました。

岸さん(マネージャー)

佐藤さん:

「きらめきの家」の特徴は心理療法の実施です。看護師でもある私が元々勤めていた病院の医師と連携しながら、利用者さんが“自活”、「一人暮らしをする」「働いて稼いだお金で生活する」といった社会復帰に向けた取り組みができるよう支援しています。
岸の話にもあった現在準備中の拠点はマンション型なんです。起きている間はほぼ常時誰かと接することになる戸建てを使ったホームからさらに一歩“自活”に進んだ環境で様々な経験を積んでもらいたいと考えています。こうした住居タイプの特性を活かした運営を行える点が、不動産会社を母体としたグループホームの何よりの強みですね。

02 管理業務にかかる時間が1/10以下に。
それまでの苦労が噓のよう。

岸さん:

1棟目の運営を始めた頃は、現場の世話人は毎日ノートに日報を書いて、請求担当の私が現場まで行ってノートの記載内容を確認して国保連へ請求。請求業務は1カ月分の作成に丸2日かかっていました。2棟目を立ち上げる話が出てきて、「1棟3人分でこれでは2棟9人になったら回らない」と感じ、ノウビーを含めたいくつかの障害福祉ソフトの導入検討を開始しました。
多くのソフトが機能を追加するごとに追加費用がかかる仕様で、事業が拡大していく段階では費用の見通しを立てづらいことがネックでした。そんな中でノウビーは様々な機能がコミコミで総合的に見たら一番安いと思える費用感でした。さらにはクラウドシステムのため、自分のPCで現場の記録を確認できるのも非常にありがたい。そうした要因からノウビーに決め、まずは現場に使ってもらいました。

佐藤さん(サービス管理責任者)

佐藤さん:

現場でも使用してみて「やっぱり使いやすい」というのが率直な感想でした。世話人さんの中にはPC操作が苦手な方もいますが、それでもみんなが最低限使えているのはノウビーの使いやすさのおかげだと思います。
また、多くの世話人さんが手書きの頃よりも日報、支援記録をしっかりつけてくれるようになりました。利用者さんの様子が詳細にわかれば私も個別支援計画を細かく修正しやすいし、主治医と相談しながら薬の量の増減や入院の判断など状況に合わせた対応が取りやすくなる。利用者さんのメリットにつながる変化と言えますね。

岸さん:

現場の評価は上々ですし、請求面も今9人いる利用者さんの請求業務がだいたい半日で終わります。「3人で2日」が「9人で半日」はとてつもなく大きな変化です。

03 専門性の高い内容にも精通。
サポート体制の充実が大きな魅力。

クラウドの強みを活かして、
様々な端末でノウビーを活用している。

佐藤さん:

ノウビーの機能でとくに「便利だな」と実感しているのがアラート機能ですね。利用者さんの書類関連の更新手続きは、全員分の全ての期限を正確に覚えているのはなかなか難しくて……。ノウビーなら期限が迫ってくると画面にアラートを表示してお知らせてしてくれるから、「気づかないうちに期限切れするかもしれない」という不安を抱かなくてよくなったのがありがたいです。

04 就労でも社会復帰を後押し。
利用者さんが巣立っていくホームでありたい。

佐藤さん:

今後は農業の就労継続支援B型事業所としての取組みを進めていきたいとも考えています。いわゆる「農福連携」ですね。その際にはノウビー就労継続支援B型事業所用の機能も利用させてもらおうと思います。
実はすでに事業所の近隣の農家にご協力いただいて、ミニトマトなどの作物の栽培に携わっているんです。最初はお手伝いレベルからスタートして、どんどんできることを増やしていけばゆくゆくは一人前の農業従事者になれる。そのまま就職した人もいますし、他の場所でも手に職をつければ就職しやすさは格段に向上するはず。自分で稼げるようになるのは、社会復帰への大きな一歩になると思っています。

岸さん:

佐藤が申し上げていたように、「きらめきの家」が目指すのは利用者さんの社会復帰を支援するホームです。マンション型のグループホームで暮らせるようになって、「朝起きて、働いて、帰ってきて、食べて、寝る」という日々のリズムを作って生活ができるようになれば、利用者さんも「きらめきの家」から巣立って一人暮らしができるようになるのかな、と。そんな未来も描きながらこれからも頑張っていきたいです。

※本記事に掲載している情報は、公開日時点のものです。

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  • 法人名: きらめき不動産株式会社
  • 事業所名: きらめきの家

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