フロイデカムラック
北九州から発信する
「IT×障害者就労」の可能性。
- #福岡県
- #多機能型就労継続支援A型
- #就労移行支援
- #IT
- #新規開所
テレワークが増加する昨今において、期待が持てるIT分野。今回は、そのIT分野で障害福祉の可能性を広げる、多機能型施設(就労継続支援A型・就労移行支援)「フロイデカムラック」様を取材しました。福祉という新しい業界へのチャレンジ、そしてITならではの目線でknowbeの価値、今後の展望まで語っていただきました。
01
同じ想いを持った2人の、
偶然の出会いから生まれた事業。
高橋さん:
この事業所ができたのは偶然の出会いのようなものなんです。フロイデっていうIT支援サービスの会社とカムラックっていうITを使った障害者支援の会社のメンバーが一緒になって立ち上げたんですが、それぞれの代表が10年くらい前に在籍していた会社から独立した元同僚だったんですね。で、北九州市で開かれていた引きこもりの方を外に導くための研修イベントで、その代表2人がたまたま出会って、「この2つの会社ってちょっと似てる部分もあるよね」という話から「北九州で一緒にやってみようか」という流れになったそうです。
高橋さん(就労支援員)
2019年9月に開所し、合計約20名の利用者がいて、過去にはデザイナーやエンジニアとしてバリバリ働いていた方もいます。主にWeb関連の仕事を中心としていてホームページの制作、アプリケーションやソフトウェアの開発・動作確認、パソコンによる軽作業の他、名刺入力や文字起こしもやっている状態です。
02
ノウビーが開業の
プレッシャーから解放してくれた。
高橋さん:
システム開発を手掛けるフロイデ側のスタッフが多いので、実は福祉の世界は全く初めての人間ばかりなんです。だから元々の仕組み自体をすごく理解してる訳ではなくて、私自身未知の世界でした。畑違いの分野から来たので最初はめちゃくちゃ困ったし、バタバタのスタートだったので、事業所の立ち上げとその後の運営がスムーズにできるサービスを探していてノウビーを見つけたんです。
山本さん(生活支援員)
山本さん:
まず請求自体をどういう風にするものなのかも分かってなかったですからね。「請求は大変だよ」っていう話も聞いていたのですが、ノウビーを最初に使ったおかげか「あれ、思ってたよりラクだな」というのが率直な感想です。ほんとに事業がスタートする前はプレッシャーもあって大変だったんですよ。もうひとつグループ会社の事務とここの事務を担当することになり、しかもやったことがないことばかりだったので、いっぱいいっぱいで。そもそも「加算って何?」という感じでしたから、ノウビーのおかげで心のゆとりが生まれたことは間違いないですね。
高橋さん:
ほんとそう。山本さん、顔色も良くなりましたもんね。
山本さん:
そうなんです。実際、請求業務だけではなく、利用者の情報や勤怠、支援記録といったコアな部分も一元管理できるので、ノウビーを利用することで福祉の業務理解を深めていけたと感じています。
また、福祉の制度はコロコロ変わりますが、新たな加算が出てきても情報さえきちんと入力していればノウビーが教えてくれるので、それも助かっていますね。
03 圧倒的にシンプル。使いやすいのはムダがないから。
利用者が制作したCG画像(写真ではありません)
高橋さん:
うちはフロアが3階、5階、6階と離れてるのでクラウドで共有できる点はすごく便利かも。離れている状況で入力ができて、「確認お願いします」って連絡さえすればOKですからね。他所によってはマザーコンピューターが1台だけあって、そこに全員打ち込んでいくところもあるとか。誰かが打ち込んでいたら待ってなきゃいけない、ということもないし、どのパソコンからでも、どんな場所からでも情報共有できるのは便利だと思います。
あとはフロイデがITの会社だからこそ気になるポイントだと思うんですが、ユーザーインターフェースが優れていて、すごく利用者の気持ちに沿った作りになってるなと思います。圧倒的にシンプルで今っぽいというか。ゴチャゴチャしてなくて、スッキリしてるんです。こちらとしては「国保の請求がしたい」ので、その1点がとにかく分かりやすくてスムーズになるのが一番なんですよね。
04
利用者さんの笑顔を増やしながら、
都市の人手不足も解消。
高橋さん:
「IT×障害福祉」は最近増えてますし、可能性はまだまだ拡がると思います。なぜなら最近はテレワークも増えていますし、これからの時代にも合ってると思うんですよ。
身体障害、知的障害、精神障害の方って全国に800万人ぐらいいらっしゃいます。そして、その中で北九州市は94万人ぐらい。やっぱりそういう方々ってうまく通所できなくて家にいることが多いんです。決まった場所・限られた場所にしかいられないんですよね。でもパソコンを使って健常者の方と同じようなスキルを持ってお仕事をしてもらえたら、場所も関係ないじゃないですか。東京などの都市の仕事もできるし、ひいては人手不足解消にも繋がるんじゃないかと思うんです。
少しずつではありますが、ここ北九州から、そういう流れをつくりたいんです。移行支援で日々学びながら徐々にスキルアップしてもらい、そこができたらA型の方で業務をしてもらう。さらにそこから一般企業へ就職してくれるという潤滑油のような存在であり続けたいと思っています。利用者さんの顔を見ていると良いときも悪いときもあるんですけど、良いときの顔を1日でも増やしてもらえるように、日々取り組んでいきたいです。
フォトギャラリー
- 法人名: 株式会社フロイデカムラック
- 事業所名: フロイデカムラック
- 住所: 〒802-0001北九州市小倉北区浅野1-2-39-502