ユースキャリアセンター フラッグ
若者の「働きたい」を後押しする!
個別支援と伴走支援で一人ひとりの夢を応援します。
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「NPO法人NECST」様の運営する「ユースキャリアセンター フラッグ」は、発達障害をお持ちの35歳以下の方に対して幅広い就労支援を提供する事業所です。あえて年齢規定を設けている理由や支援にかける思い、そうした事業所で「ノウビー」が貢献できるポイントなどをお聞きしてきました。
01
若年者に特化させる体制で、
一人ひとりのニーズに応える柔軟性を獲得。
大島さん:
「NPO法人NECST」は、障害を持つ方が地域の中でできる限り質の高い、安定し自立した生活を送り続けられることを目指した支援を行う法人です。現在は千葉県と東京都で、就労移行支援と就労定着支援を提供する「ビルド市川」「ビルド神保町」、就労移行支援、就労定着支援、自立訓練の3つを行う「ユースキャリアセンター フラッグ」、地域活動支援センターⅢ型の「クラブハウスForUs」という4つの事業所を運営しています。その中で私は事業所全体を管理する「事業統括理事」と、「ビルド市川」および「ユースキャリアセンター フラッグ」の「施設長」を兼任しています。
「ユースキャリアセンター フラッグ」では、原則35歳以下の発達障害の方を対象に就労移行支援・就労定着支援・自立訓練を提供しています。2012年の開所時点では就労移行支援のみでスタートし、2014年に自立訓練、2018年からは就労定着支援もはじめ障害を持つ方々に幅広い支援を届けられるようになりました。利用者さんの「働きたい」という意志を叶えられるよう、移行と自立訓練で就職活動を支援。さらに定着の取組みにも注力し、就職をゴールとせずに障害を持つ方が長く働き続けられるよう就職後のアフターサポートも実施しています。
大島さん(事業統括理事)
対象を35歳以下と限定する理由は若年者が本当に求めている支援をしていくためです。就労支援に対する利用者さんのニーズの傾向は年代によって異なってくるもの。特定の年代層に絞って取り組むことで、集団指導のような画一的な支援ではなく一人ひとりの思いに寄り添った支援を届けやすくなり、本人の思う未来の実現に近づけると考えています。
02
新規導入の懸念が杞憂に終わった、
ノウビーの簡潔な操作性とわかりやすい説明会。
大島さん:
ノウビーを導入したのは、日々の記録業務や毎月の請求業務を効率化し、職員が支援により注力できる環境を整備するためです。支援に力を入れたいのに1日中パソコン入力をしているような状況は避けたいと思い、使いやすいものを探していました。ノウビー等の障害福祉ソフトを活用している他事業所さんを訪れるたびその使用感を聞いていたので、導入自体はとんとん拍子で進行しました。その中でいくつかのソフトを候補に挙げ相見積を取るなど比較。その結果、使いやすさと価格のバランスに優れていたノウビーに決めました。
加藤さん(就労支援員)
加藤さん:
導入後は大きなトラブルもなくすぐに使い始めることができました。私たちのほうでも自作のマニュアルを用意して操作に詰まったときに確認できるようにしていましたが、リクルートさんが職員に対するノウビーの操作説明会を開催してくれて、そこでの説明が非常にわかりやすかったのも大きかったと思います。念のためこれまでの記録方法と並行してノウビーを使う移行期間も1カ月程度設けていましたが、本当に順調に現場へ落とし込むことができました。
また、国保連への請求のように厳格な規定のある部分は、個別でカスタマーサポートに問い合わせて操作方法を教えてもらっていました。ノウビーで未経験のイレギュラーな対応が発生するごとに問い合わせていたので半年ほどサポートにお世話になっていましたが、毎回丁寧に教えていただけて非常に助かりました。
03
情報の集中管理で業務負荷を大幅削減!
複数事業所でノウビーを利用することで情報確認も容易に。
利用者さんがプライベートで作成しフラッグに寄贈した作品。
加藤さん:
ノウビーの導入で大きく変わったのは支援や実績等の「記録」の仕方ですね。これまではWordやExcelファイルを使って職員が各自で管理していたものを、ノウビー上に直接入力するようになりました。今まで職員ごとにバラバラになっていた各種記録が、一ヶ所にまとめて保管できる体制ができたんです。
また、アカウント情報さえ知っていれば、他の事業所の情報を確認することもできるので、実習等で他事業所から利用者さんがいらっしゃる場合にも、簡単に利用者さんの情報を確認することができます。
大島さん:
加えて利用者さんの通所記録も、これまで目視でカウントしExcel上で管理するだけだったものが、タブレットを使ったタイムカードも活用することになりました。目視だけのときには時おり通所記録の抜け漏れが発生していて、そのたび確認作業に時間を割いていました。しかしノウビーのタイムカード機能を併用することで、抜け漏れの頻度は大幅に減らせています。
加藤さん:
支援記録や通所等の実績がノウビー上に集約されたことで、毎月の請求業務も大幅に負荷を軽減できました。導入前は散らばって保管されている記録を追いかけるのに手間がかかり、他の仕事をこなしながら2~3日かけてようやくまとめていました。それが今ではまとめてチェック、国保連への提出まで1日で完了できるようになっています。
各種記録がまとめて管理できるようになり、さらにそこから紐づいて請求書類を自動で出力できるのは、本当に大きな変化だと実感しています。
04
ノウビーの後押しを受けて、
その人が本当に求める適切な支援を届けたい。
大島さん:
監査の際には請求とはまた異なる詳細な支援記録を求められますが、ノウビーではそうした記録もプルダウンリストを使ったりして簡潔に入力しやすい仕組みになっているのも嬉しいですね。ノウビー導入とコロナ禍のスタートがほぼ同時期だったため導入後の監査はまだ実施されていないのですが、これまでのように支援記録を紙に出力して揃えておかなくてもPC画面を見せるだけで済む自治体もあると聞いているので期待しています。
ノウビーのおかげで様々な業務負荷が削減できているので、今後は減らせた負荷の分だけ利用者さん一人ひとりに寄り添った支援に力を注いでいきたいです。利用者さんのニーズはこれまでも、これからも時代とともに変わってくるものだと考えています。だからこそ私たちも柔軟な思考で理解するように努めて、その人が本当に求めている支援をしたいです。
加藤さん:
利用者支援も、職員が心地よく仕事をしていくことも両方大切です。そのために効率化をしていくのだと思います。福祉の世界に入ってこられる方は皆「利用者さんの支援をしたい」と思っています。なのに、入ってみたら「記録は手書きです!」と言われたら、「え~!?手書き!?」と思いますよね。職員の「支援をしたい」という意欲を大切にできるよう、ノウビーを導入して業務の効率化を図るのは非常に有意義なことだと思います。
※本記事に掲載している情報は、公開日時点のものです。
フォトギャラリー
- 法人名: NPO法人 NECST
- 事業所名: ユースキャリアセンター フラッグ、他