お客様の声

Vol.22

トレパル

利用者さんの可能性を信じて
“やりたいこと”への挑戦を後押し。

  • #埼玉県
  • #企業一体型モデル

「株式会社トレパル」様は、利用者さんが実践的なトレーニングを受けながら企業への就職を目指して就労移行支援・就労定着支援・計画相談支援を行う事業所です。「トレパル」の最も大きな特徴は、スタッフが自ら近隣企業に営業をかけて、「トレパル」の利用者さんや地域の事業所に斡旋する仕事を取ってきていること。まさに企業と事業所の架け橋です。そんな独自の特徴の「トレパル」で、「ノウビー」がどのように活用されているのかお話を伺ってきました。

01 障害を持つ人たちも、もっとできることがある。
仕事の選択肢を広げるサポートを開始。

山口さん:

「トレパル」を起業したのは2017年のことです。この会社を立ち上げたのは、就労継続支援A型・B型など様々な事業所を見て回ったときに利用者さんが従事していたのが簡単な作業ばかりで「障害を持っていても、もっと生産性の高い仕事ができるはずなのに…」と何度も感じたことがきっかけでした。
生産性の高い仕事ができないのは「事業所が企業に営業する時間やノウハウが足りておらず、仕事の選択肢が狭まっている」ことが課題でした。それなら私が企業に営業をかけて様々なお仕事をもらってくればいい。私が事業所と企業の架け橋になってどんどん事業所に仕事を紹介できれば、利用者さんも生産性が高かったり自分の興味がある・得意な仕事をすることができる。そんな思いを持っての起業でした。

山口さん(代表取締役)

最初は地域の事業所にお仕事を紹介するだけでしたが、志木市内のとある企業との出会いが転機となって、2018年には同社の物流倉庫の一角をお借りして就労移行支援事業所を開所することができました。オフィスで訓練を積む一般的な就労移行支援とは異なり、ここでは実際に企業の物流倉庫で実践的に“働く”を学べる。そんな「企業一体型」モデルが「トレパル」の特色です。実践的な環境や優秀なスタッフのおかげで充実した支援プログラムを実施できていることもあり、毎年10人ほどの利用者さんが就職を果たしています。

02 休日返上で処理するほど属人的だった請求業務も、
他スタッフへ引継ぎ可能に。

山口さん:

「支援」業務は充実できている一方で、日々の「記録」業務に時間が割かれてしまうのは避けたい、という思いもありました。スタッフ一人ひとりが手書きやExcelファイル等で支援内容を毎日人数分記録するのは、やはり大きな負担であることは間違いありません。
かといって雑な記録では抜け・漏れが起こりやすくなり「請求」業務の際にさらに大きな負担になってしまいます。ノウビーを導入するまでは私が一人で処理していたのですが、他の業務もこなしながらではとても1日では終わりませんでした。仮に完全に請求業務に専念できたとしても、3~4時間はかかるボリューム。数字ひとつ間違えるだけで過誤請求等にもつながってしまいますので、気を抜いてできるものではないですからね。

そのため基本的には、誰にも邪魔されない土日などの時間を使って処理をするのが日常でした。「トレパル」に入る前、他事業所で請求業務に携わっていた施設長の佐藤も、「土曜日に出てきてやっていた。どこの事業所も似たようなものだと思う」と言っていました。
そんな負担の大きな業務ですので、他のスタッフに請求業務を引き継ぐのもためらったことで担当が私一人だった、という部分もありました。ノウビーの導入で請求業務を引き継げるようになったのは、とても大きな変化と言えますね。

03 業務負荷の削減効果も抜群!
開所時に即ノウビー導入!

山口さん:

ノウビーは、2018年に就労移行支援の事業所として開所した頃、この地域にある事業所の間で「こんな障害福祉ソフトがある」と話題になっていてその存在を知りました。元々「業務の負担を減らしたい」という思いがあり、私自身の新しいもの好きな性格も手伝ってノウビーの導入を決めました。そこで使用してみて非常に使い勝手が良かったこともあって、2019年に就労定着支援・2023年から計画相談支援をはじめたときも、業務負荷を軽減しながら新規事業に注力するためにも開所後すぐにノウビーの各支援用のアカウントを追加導入しました。
ノウビーは記録と請求、どちらも大きく業務負担の軽減に貢献してくれていると思います。記録はクラウドシステムで、日々の支援記録や様々な処理をスタッフ全員が共有して入力・確認できるのが大変ありがたいです。はじめたばかりの計画相談支援でも、新たな利用計画を作成する際に過去に作成した計画や計画案から情報を読み込むことができるのはとてもありがたいです。それと計画に欠かせないモニタリングについても、モニタリング時期が近づいてくるとアラートを出してくれる機能はいいなと思っています。これから利用者さんが増えてきたときに、一人ひとりのモニタリング時期が視覚的に把握しやすくなっていたら抜け・漏れを防ぎやすくなるだろうと期待しています。
また、請求業務でも間違いのない書類がパッと出てくるので嬉しいです。ほぼ1日かけていた処理が「えっ!?本当にこれで終わりなの?」というスピードで片付くことに驚きです。間違いのない請求が出てくるのも、記録業務が簡潔でミスしづらいから、という部分につながってくるので、ノウビーには本当に貢献してもらっていますね。

04 あらゆる可能性は信じるから実る。
利用者さんの挑戦を後押しする場でありたい。

山口さん:

今後は「就労継続支援B型」としてもサービスを提供できないかと検討しています。現在は人員配置の検討などを進めている段階で、実際に開所するとなれば新たなスタッフを雇う必要も出てくるのでスタートの時期は未定です。ですがそのときには、就労継続支援B型でもノウビーを使わせていただき、スムーズな運営をできたらいいなと考えています。

「トレパル」には私とスタッフが一緒になって考えた、経営理念と3つの行動指針があります。利用者さんが、自分がやりたいことを大事にしながらのびのびと働けるよう、理念に従い「あらゆる可能性を信じて」利用者さんの就職へのチャレンジを応援する。そのために私たちは、「夢や思いを傾聴し、対等に対話します」「新しい芽が出る環境を整えます」「常に新しいことに挑戦します」という3つの約束に従って日々支援しています。
これからも利用者さんが自分らしく毎日を過ごせる仕事に就けるように、私たちが支援を行うための余裕をノウビーで作っていきたいです。

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  • 法人名: 株式会社 トレパル
  • 事業所名: トレパル

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