お客様の声

Vol.05

みんなの森

仕事の枠を飛び越えたところでも
利用者と家族を支え、ともに歩んでいきたい。

  • #大阪府
  • #生活介護
  • #小規模事業所

株式会社令和福祉会様は、生活介護事業所「みんなの森」を運営されています。「人の弱さを支える仕事だから、自分の弱さと向き合い、損得で動くような人になってはいけない」ということを大切にしています。「手を差し伸べることとは何か」を追求し利用者さんとご家族への支援の時間を確保するために、ノウビーを導入されました。

01 ありのままに、素直に生きている姿に
心打たれて障がい者福祉へ。

福山さん:

私の実家では児童養護施設の子どもさんたちの週末里親をしていたこともあり、進路を考える高校時代にはなんとなく福祉に興味を持っていました。大学で障がい者福祉施設に体験として勉強に行ったとき、みなさんがありのままの自分を表現しているのを見てはっとさせられました。当時の私は誰かから良く見られたいとか、心に鎧をつけて生活していることが多い中、実習を進める中でこここそ自分の居場所だと感じ、そのままこの世界に飛び込みました。

福山さん(代表)

生活介護は、障害の程度がどちらかといえば重い方の“言葉にできない気持ちや考え”をこちらがしっかりキャッチして、その人の気持ちに寄り添うことに一番適している事業だと感じています。みんなの森を利用される方は、自分の意志を声にして伝えることが難しい方も多いですが、その方たちと常に一緒にいると、いろんなことがこちらに伝わってきます。また、相手の方も私たちの思ってることをわかってくれます。形としてはこちらが支えているように見えますが、実は私たちが支えられていることもたくさんあると感じています。

02 時間を最大限、支援に割けるようにノウビーを導入。

福山さん:

事業を立ち上げる際に、「時間」というものがとても大切で重要だと考えていたので、ノウビーはオープンと同時に導入しました。障がい福祉サービスも、制度が変化し、どんどんサービス化していく中で、人と関わることが薄くなっている印象を受けていました。従業員のままでは、時間や制約に縛られ、本当の意味で人を支援することが難しいと思い、会社を設立しました。だから、自分たちのやりたいことに時間を割けるように、「時間短縮」「クラウド共有」ができるソフトを色々と検討して、一番使いやすかったのがノウビーでした。 今まで携わっていた請求業務は一枚一枚紙に出して、とても時間がかかっていましたが、ノウビーであれば5分程度で終わります。記録も入力しますが、クラウド共有のおかげで現場にいなくても日々の出来事を確認することができます。副次的な効果として、他の人の記録の付け方を参考にできるので、記録の質も向上しました。

03 「保存します」の声が飛び交う光景が夕方の風物詩。
市役所でもノウビーが活躍。

福山さん:

みんなの森ではノウビーが存在しているのが普通になっていますね。夕方の送迎が終わると、記録を打つ時間になります。データ保存のタイミングをずらすために職員たちが「保存しまーす」と声をかけ合うのですが、この言葉が事務所内に鳴り響くんですよ(笑)。 事業所以外の出先でもノウビーは活躍しています。家族さんのご自宅に行ってモニタリングするときも、その場で記録を全部見てもらうことができます。調整会議で市役所に行く際も紙に出力する必要がありません。「何月何日はどうでしたか?」と質問されれば、その場でノウビーに日付を打ち込むと情報が全部出るので、すぐに回答できます。 こちらのアイディア次第で、自由に活用できると思いますし、これからも使い方が広がると感じています。 実績記録を打てば支援記録にも連動しているし、個別支援計画もセットされていて申し分ないノウビーですが、強いて言うなら、まだ欲しい機能もあります。そこは、今後の開発に期待しています。

04 本当に「寄り添う」とは何かを
追求していきたい。

福山さん:

私は、みんなの森第二弾、第三弾というような事業拡大はあまり考えていません。弊社のような小規模の会社に立ち上げから「じゃあ、みんなの森に通おう」と考えてくださった利用者さんと家族さんとともに、ゆっくり歩んでいきたいと考えています。利用者の方は帰宅後、気持ちが不安になったり、調子を崩されることもあります。みんなの森を立ち上げてからは、家族さんから「帰宅後の様子についてどうしたらいいかな?」などの相談を頂くことが増え家族支援も行う事ができるようになりました。今までよりもトータル的なサポートが広がってきているように感じ、やりたかった仕事が少しずつ出来るようになってきていると実感しています。 今後、利用者さんが高齢になると、家族さんの介護のことも考える必要がありますので、そのときに、みんなの森として何かお手伝いがしっかりできるようになればいいな、と思います。 福祉の本質は、利用者さんの幸せのため、そこに寄り添いたいとの想いで、様々な事業所があると思うのですが、「人に寄り添う」とは言葉以上にとても難しく、毎日、振り返っては反省の連続です。会社としての展望というより、寄り添うことが果たして本当にどこまでできるのか。やはり責任ある「仕事」として従事していますし、そこに加えて、「仕事」というだけではできないところもあり、仕事の枠を飛び越えたところで「本当に寄り添うとはなんなのか」という追求が今後の展望なのかなと思っています。

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  • 法人名: 株式会社令和福祉会
  • 事業所名: みんなの森
  • 住所: 〒564-0044大阪府吹田市南金田1-1-34

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