中野区東部福祉作業センター
福祉の夢は拡がり続ける、
小さな幸せをつくり続けるために。
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今回お話を伺ったのは、東京都で就労継続支援B型事業所「中野区東部福祉作業センター」を運営されている特定非営利活動法人ハッピースマイルの皆様です。当初は別サービスをご利用されていましたが、今ではknowbeをご利用されています。施設長の檀原さんにはその背景や理由、そして、次なる夢も合わせて語っていただきました。
01 パソコン教室がきっかけで、福祉の世界に。
檀原さん:
私はここの運営法人が設立される2010年より前から関わってるんですが、その前は銀行に20年ほど勤めていたんですね。で、辞めた後にパソコン教室を開きました。そのときにたまたまここの元施設長さんから「役所に出す書類がパソコンじゃダメになったから、書類作りを手伝ってほしい」と声を掛けられて。そのサポートが週1から週3・週4と増えていき、いよいよNPO法人を立ち上げるというタイミングで、施設長を引き継ぎました。2012年には就労継続B型事業所の指定を受けて、働くことを通じた「自立」「豊かさ」「生きがい」「喜び」の追求をテーマにしています。
檀原さん(施設長)
私が車椅子に乗っているということもあり、障害を持っている人と健常な人、その両方も感覚が分かることは自分の特長なのかなと思っていますね。主な仕事はマフラーやストール、バッグや小物などの機織り、封入・シール貼りなどの軽作業になります。
02 第三者的な目としても機能するサービス。
檀原さん:
事業所の施設長って勤怠の管理やら書類の提出やら、とにかくやることが多いんですよ。以前はノウビーじゃない別のサービスを使っていたのですが、「エクセルでやった方が早いな」という部分も正直ありましいた。ただ、事業所内で管理する分にはエクセルで良くても提出用に正式な資料が必要なケースがあって、同じことを2回やらなくちゃいけない。例えば25人いたら、1人に5分かかると2時間はかかるんですよ。その二度手間を防ぐためにノウビーを導入しました。
以前、ノウビーの中で変えて欲しいところがあって問い合わせすると、サポート担当の方がいろいろなことを丁寧に聞いてくれて、「では、こうするのはどうですか」と解決策を提示してくれたんです。一緒になって考えてくれたり、提案してくれるところがとても気に入って継続して使ってみようかな、という気持ちになりました。うちはサービス提供が始まった初期の頃に導入したんですが、その時と比べて大幅に改善されたことも多いですね。
そういえば一度、都に申請するとき、添付ファイルを間違えて一月前の請求内容を送ってしまったことがあったんですね。通常は先方がチェックしてくれるんですが、たまたま向こうも新しい担当者だったようで。その時、偶然にもノウビー担当の方が「請求、間違ってませんか」って指摘してくれたんです。丸々一月分、振り込みが滞ってしまうとギリギリで運営してるところは給料が払えなくなってしまうので、第三者チェックのような機能を果たしてくれたのは驚きでしたね。
03 生まれた時間で、社会福祉士を目指して勉強中。
檀原さん:
時間にゆとりができて、次に考えていることは社会福祉士の資格を取ることです。去年、福祉系の大学の通信に入り、1年通って卒業して受験資格を取ったんです。
資格を取ろうと思ったきっかけは、座学で学ぶ社会福祉と現場の状況の乖離なんです。利用者さんが本当にやりたいことが何か理解し、それを叶えてあげられる社会福祉士ってどういう存在だろうと考えていたんですよ。自分自身も銀行からこの業界に入って本格的にどうあるべきか考えたとき、もっと利用者さんの幸せについて向き合えるようになりたいと思ったんですね。幸せっていうのは、その人が本当にやりたいことであれば、そんな大それたことじゃなくてもいい。昨日はできなかったけど、今日はこれができたとか、そんなことでいいと思うんです。今年受験したんですが、もしダメだったとしてもまた来年チャレンジしますよ。
04
普通の過ごし方が、
当たり前になる社会へ。
檀原さん:
もう一つの大きな目標はグループホームを作ること。利用者さんにとって日中の生活は事業所がありますし、ご両親がご健在なうちはいいですが、世話をしてくれる人がいなくなったときなどを想像したときに、理想の支援って何なのだろう、もっとできることがあるんじゃないかと考えているんですね。
例えば、廃校を再利用し、その中に小学校、保育園、老人ホーム、障害者施設が全部入ってる、みたいなことができたら理想的ですよね。子どもたちは障害者の人とのふれあい方も自然だから、幼い頃から当たり前のようにコミュニケーションが取れる環境が作れたらいいなと思います。
やっぱり誰もが当たり前に働いたり遊んだりできる感覚を大切にしたいんです。利用者さんが「就職したいです」って言って、実際にそれが形になったときはすごく嬉しいですしね。飲みに行きたいときは楽しく行ってほしいし、思うがままというか、何気ない普段の過ごし方を誰もができる社会が実現できればいいな、といつも思っています。
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法人名:
特定非営利活動法人
ハッピースマイル - 事業所名: 中野区東部福祉作業センター
- 住所: 東京都中野区中央2-22-10